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暑い、熱い大会

エントリーが遅れて参加できるかどうかハラハラとした第5回宿毛市チヌパラダイスカップ決勝大会、大会ガイドブックも無事に到着して、今年もどうにか参加させて頂きました。

昨年は、数は出たものの最大45cmで全体の中頃の順位と結果が振るわなかったので、今年はそれ以上、出来れば入賞となる10位以内を目標としました。前日の夕方にホテルにチェックインし、懇親会へ参加しました。会場の中には全員に何か当たるという賞品も置かれています。

懇親会が始まり、招待選手である江頭さん、大知さん、中西さん、岡田さんのご挨拶が終わり、いよいよ磯に上がるペア決めの抽選です。なんと今年は少し緊張する感じですが恐れ多くもG杯チヌを連覇した中西名人とご一緒させて頂くことになりました。名人の釣りを拝見させて頂く滅多に無い機会です。翌朝、4時過ぎに藻津港へ向かい、到着後、急いで支度をします。

受付後、全員で写真撮影し、いよいよ出船です。選手が4人ずつ乗船し、磯へと向かいます。

自分の船は最後の方なのでかなり待ちましたが、滞りなく進行していきます。同船は、中西名人と石村仁名人に4月に今治の銀狼カップで同礁したシーマスターの有元さんでした。港を出た船は東に向かいます。赤灯で石村仁名人と有元さんを降ろし、船は咸陽島の西へ。中西名人もここは初めてだそうです。船頭の西田さんはチヌが二桁出ると言っていつものことながら大きなプレッシャーをかけて下さいました。ジャンケンで場所を決めて、まずは湾奥側の釣り座となりました。手前は浅く、遠投すれば潮筋に近づけそうです。右手前方には大きなシモリがあります。しかし、既に暑い。滝のような汗が出ます。道糸、ハリス共に1.75号でウキは黒魂DETでスタートです。手前に少し撒き餌を撒いて様子を見ますが、大したことは無いのですが餌取りがぼちぼちいます。水深と雰囲気からして遠投だろうとは思いますが、取り敢えず数投だけ手前をチェックします。オキアミ生、ボイル、加工オキアミと当然直ぐに取られます。グレやベラが掛かってきて魚の活性は極めて高そうです。狙いを遠目に切り替えて、右前方のシモリの近辺に撒き餌を入れた後、練り餌を付けて少し離した所に仕掛けを入れ、撒き餌をウキに追い打ちします。暫くすると綺麗なウキの消し込みで良く引いて45cm位の1枚目。開始30分で取り敢えず、ホッとします。しかし、連発せず、潮が干潮を迎え、先日の雨の影響なのか素直じゃない潮状態です。なかなか難しい。途中、フグが掛かって巻き上げているとハリが外れて重い重い黒魂DETが竿に直撃。一寸、嫌な予感がしました。その2投後くらいでしょうか。ベラが掛かり撒いていると3番の中央から竿がポッキリと折れてしまいました。あーあ。20年以上振りに竿を折ってしまいました。こんな折り方も初めてです。仕方ないので竿と仕掛けを交換します。今度は2枚潮に強い2段ウキでやります。場所を入れ替わり、今度は沖向きです。時折、グレやヒブダイが釣れてきて、こちらの方が若干餌取りが多そうです。中程度の距離を自家製のむき身でやっていると綺麗なウキの消し込みで30cm超えたくらいのチヌを追加、漸く2枚目です。後1枚は、この前半の磯で釣っておきたいところです。風の関係で仕掛けのコントロールが非常にし辛かったのですが、少し風が弱まった隙に遠投していた仕掛けが、馴染むかどうか位で引き込まれて竿先まで来ました。合わせると中々の引きです。デカいと言いながら上げたのはそこまででも無かったが計ってないので正確には分かりませんが50有るか無いかの感じのチヌです。これで3枚。名人の釣りを見学していても良い状態になりました。しかし、後1枚が余りにも小さいので入れ替えを狙います。暫くして、磯替えの時間を迎えました。名人もキッチリと大型を含め3枚釣られています。後半は、大藤島へ。石村仁名人と有元さんをでかいの釣れそうな雰囲気がぷんぷんする昨年の優勝磯へ降ろしました。自分たちは笠松へ。

先に東側です。撒き餌を打った後に弁当を食べて仕掛けを黒魂HUWARI00の全誘導で沈めて行く仕掛けに交換してから1投目。ラインが引っ張られました。40cm位のチヌで一応、入れ替えが出来ました。もう一枚50クラスがいれば上位が狙えそうなんだけどな。雰囲気はぷんぷんとありますが、追加できないまま、場所交代です。直後、名人が釣られました。答え出るの早いなあ。この頃から熱中症っぽく、腕が攣ります。かなり水分取っているのですがこれでもか。少し休憩をして、再開しますが、横風が強く、上潮が滑り釣り難いことこの上ありません。釣れる雰囲気も無くなってきました。そのまま、追加無く終了時間が近づき片付けました。帰港し、検量集計の結果、優勝は後半で爆釣した有元さんでした。食いの渋い中、マッスルチヌである50upを3枚揃える熱すぎる釣果。さらにもっと大きいのをハリ折れでバラしたそうです。自分の釣果は3枚重量が4kg足らずで目標とする10位以内に入賞できました。今の自分には十分です。洗練された中西名人の釣りを拝見することが出来てパラダイスカップの良さを堪能できました。宿毛市観光協会の皆様、渡船業者様、楽しい釣りを有り難うございました。選手の皆様、大変暑さの厳しい中、お疲れ様でした。また、来年も挑戦できればと思います。

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