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第4回宿毛チヌパラダイスカップ予選会

チャレンジとしてチヌ釣りの競技からやろうかと銀狼カップにエントリーするも延期で予選は秋になり、ぽっかりと穴の空いたようなタイミングでパラダイスカップチヌにエントリーしてみました。​このパラダイスカップはマッスルチヌで有名な宿毛市を舞台として行われ、決勝大会の出場者の半数くらいは何処かのテスターだったりするメーカーの垣根を越えた大会です。土曜日の昼過ぎに高知を出て、中村フィッシングに2時半に到着、物色をした後、撒き餌を混ぜます。大会なので重くなりますが水も加えて混ぜ混ぜ。滝のような汗が出ます。バッカンに移そうとしたら当然、40cm一個じゃあ入らない。残りは袋に入れてクールバッグに入れて行く予定でしたが、とんでもなく入りません。仕方なく小振りの折りたためる蓋付きのバッカンを渋々買って、それに満タンと袋で漸く収まりました。エギングでもと大月町に向かうと東寄りの風が強い。宿毛湾側なら追い風で大丈夫だと思ったら、風が強すぎて回り込んで苦しい感じです。橘浦から始めます。海、濁ってますね。数日前の雨と養殖の影響のようです。1時間半ほどしゃくりましたが無反応。イカも見えません。安満地、古満目と廻って全く気配が無いので20:30に止めて、ベルリーフでお風呂に入りました。宿毛まで戻って食事して、道の駅で23:30には睡眠です。暑くて2時前には目が覚めてしまいました。あと二時間は寝たかったのにあまり寝れずに3時半には松岡漁具へ。雨のための集魚材の予備とアイスバッグ、凍っている保冷剤を買って藻津へ向かいます。港に到着するとそれらしい車が1台止まっていますが、何かおかしい少なすぎる。4:30位からぼちぼち集まり始めますがおかしい。いよいよ受付時間。参加者少なすぎだろう。あとで気づきました。日振でM-1カップだったなと。まあ、決勝には高確率でいけるそうなので良いか。問題は天候で荒れそうなので磯替え無しの12:00撤収になりました。おまけに雷なったらその時点で中止になるらしいので、早い1匹が必要です。番号札を引いたら何とラッキー7。​

​何か持ってるな。乗船して出発。船は2便目でゆっくりと宿毛新港方面に向かいます。新港を過ぎて片島の方に入っていきます。こんな所に磯あったかな。不安になってきました。すると、不安がどんどん増して使っていないコワリが並ぶ奥へ。ここか。浦ノ内みたいな上に前はコワリ。​

​狭い。船頭さんは特に狭い方がポイントと教えてくれました。もっと磯らしいところをイメージしてたんですが。少し気落ちしながらもここならいつもの釣りが出来るはずと前向きに考えます。おまけにこんな所、釣れなかったら渡さんわなとも考えました。集魚を加えて撒き餌の水分調整をしてから普段の倍くらいは撒き餌を打ちます。ここから刺し餌をセットしたり、キーパーバッカンに水を入れたり仕掛けを作ったりで忙しいです。6:30釣り開始。最初は、00のウキにG5のオモリ、浮き止め無しでハリスは1.7号とマッスルチヌに備えました。餌はオキアミから、あっさりと餌はアタリも無く取られます。最初にきたのはネンブツダイ。練り餌にシフトすることを余儀なくされました。15分したところで道糸の入りが加速します。アワセると首を振って走ります。まずまずの引き、少し左右に泳がせてから浮かせてくると最後にマッスルチヌらしく粘ります。難なくタモに収まったのは46,7cm位かなと思えるチヌ。取り敢えず、一安心です。暫くして、遠目に入れていた仕掛けのラインが引っ張られます。先程よりも間違いなく一回り大きい引き、いいぞこれは。コワリの間の沖方向に向かうのでそこなら良いだろうと少しラインを出して耐えます。魚は浮き上がって走ります。プツッ、突然ラインが切れました。切り口をみると何かに潰されたよう。あんまり見ない切れ方です。その後、正体が分かりました。ワイヤーか何か横に向かって走っています。これで、近いところしか出来ないことが確定しました。辛。それでも次には少しサイズアップ。同じようなのが続き、8時にはリミットメイク完了。これで雷が来ても大丈夫。安心したせいか。フグの大群がやって来て結構ハリスに傷が入ります。雨も結構降り出しました。​

​それでも、ぽちぽちとチヌは釣れて11時半に計7枚で終了しました。まあ、40台半ばが3枚はいるから予選くらいは大丈夫かな。12時過ぎに迎えが来て船に乗り込むと船頭さんに釣れたかと聞かれたのでサイズも数も今一つで7枚と答えるとそれは優勝争いかもと言われびっくり。残りの人がまだ釣ってるだろうからと思いますが船に乗り込まれた方は余り良くないとのこと。まあ、予選を通れば同じですから。帰港して、計量します。5,210gと中々。最大は52cmだったようです。あらっ。40台半ばのつもりが。まあ、サイズを測ってなかったのとGWに釣ったチヌが残像に残っていて全てが小さく見えてました。結局、3枚とも50クラスだったとは。人数は少ない大会でしたが幸運にも優勝となりました。

大会の関係者の方々ありがとうございました。選手の皆さん、雨の中、お疲れ様でした。実は、またもや前日のエギングノーヒットから来て釣れるパターンなのか。それともラッキー⑦か。決勝大会、良い経験させて頂きます。頑張ります。

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