水没@第5回銀狼カップ今治予選Ⅰ
- yjjnc438
- 2023年3月15日
- 読了時間: 4分
待ちに待った4年ぶりの開催となる銀狼カップ。
今治予選Ⅰに参加してきました。

5時半受付開始で検温、タックルチェック後、磯抽選をすると、1番船ラストの12番。
25名参加で3名がブロック大会進出です。
バッカンチェック前にOテスターに釣況を尋ねると「釣れてる、もう一つの船が行くエリアの方が」と。
こちらの船は厳しいエリアのようです。
ということは、船中一位が条件付けられたようです。
しかし、この船、相当メンツが濃い。
平日開催の為か余程の好き者ばかりで、銀狼全国準優勝者やテスター、全国常連が半数を超える船です。
小さくなっていてもダメなので自分の釣りを頑張ります。
出港後、しまなみの橋の下を通過したあたりで船の煙が大きくなります。
エンジン停止。
どうやらオーバーヒートか?

海流の速い海域を漂い、もう一船の助けを待ちます。
30分位して岸の方に曳航して頂き、岸寄りで船を乗り換えて、無事に各磯に渡して頂きました。
来たのは初めての津島。

赤丸の所に降りました。


間違いなく釣れるでしょうが、5枚揃うのでしょうか?
試合開始は1時間遅れ。
場所の優先権は一緒に渡礁した松山の方にあり、藻場の多い岬の先端に陣取られます。
しかし、初めての磯の上に、磯が広くて、場所の選択に困ります。
ぐるっと磯を見て回った後、バッカンがあまりにも重いので船着き近くからやることにします。
スタート時が干潮と言うこともありとても浅い磯です。
本日の道具立ては銀狼唯牙06にトーナメントLBD2500番にPE0.6号、先糸1.65号、環付き棒ウキJ3から2B、ハリスは1.5号、ハリはこの藻の多い時期に早く使用してみたかった新発売のスパイクチヌ2号です。
8:30になり、試合開始。
手前から潮にのせて岬の先端方向へと藻際を流していきます。
暫く、ほぼエサが取られず。
斜め前から当てる風も段々と強さを増します。
1時間半位経過したところで、遠くで綺麗なアタリ。
アワせると凄まじい引き。
魚は藻際をノンストップで進み、藻に絡んだ為か切られてしまいました。
間違いなく奴(コブダイ)。
自分は今治でこれが居るときは予選通過出来ません。
50m沖にはイルカかスナメリが2頭。
負の因子だらけです。
後ろを見ると潮位が上がり帰る足場が水没。
濡れながら帰り、大物が掛かったらまず取れなさそうな所まで釣り座を後退させます。
釣れそうな感じもしないでも無いですがアタリも無いので前半、20分を残して、諦めて後半の釣り座を探します。
岬の先端は、水没と藻が沢山で厳しそうです。
後半は多少、風裏になる岬の裏側へ行くことに決めました。
朝、こっち側が良さそうだけど荷物の重さに負けて来なかったんだよな。
磯本体から1m程、離れた岩の上から11:30から後半開始。
右手の湾処から潮が当たり、前方に仕掛けが出ていきます。
これは良さそう。
でも、アタリが無く、エサも中々、取られません。
そのうち潮も複雑に変化します。
後半始まって、40分経過したあたりでまともなウキの引き込みがあります。
アワせると間違いなくチヌの引き。
取り込んだのは40cm程度のチヌ。

「ここからだ!」と決め込んで頑張りますが、次のアタリには痛恨のハリ外れ。
こんなことでは続きません。
1枚釣れたのでこの岩の上で粘りすぎて、帰る三角状の足場の石ががすっかりと水没。
帰ろうとすると浮力もあるので体がグラつきます。
まず、竿とタモを持って戻った後、次は重いバッカンです。
タモを持って杖代わりにするのですが、問題の石の上で落ちるかと思うくらいグラついて「ポチャン」と言う音が響きます。
水中を見ると携帯が水没。
タモで掬いましたが30秒は海中に。
電気は付いてますが遅かれ早かれダメになるでしょう。
そして、近くの釣り座から出来る限り、釣れた周辺を狙います。
すると、ウキを消し込んで40cmクラス。
短い間に30 cmクラスと3匹になり、見えてきたリミットメイク。
しかし、潮が緩み、風が優勢になると食いは止まりました。
そのまま終了。
早くも終わった銀狼カップ。
携帯も終了ですね。
帰りの車の中で一旦、ご臨終でした。
今日、データは吸い出せましたが、通話は不可能です。
回収の船に乗ると此処ら一帯はメチャクチャ厳しいようです。
自分の3匹はラッキーでしたが、Oテスターが言う良い磯から船に乗りこんだ選手は二人で20匹とか。
まあ、リミットメイクない時点で、望みないですけどね。
帰港し、検量。

2600数十グラム。
今回も1バラシで前回のG杯須崎予選とほぼ一緒。
甘い部分もあり、反省点も多いのですが、与えられた磯周辺の釣況からするとやりきったことにしておきます。

優勝は別の船、2位、3位は自分の船の良い磯の名手2名でした。
リミットメイクすればチャンスがあるという読みは当たりですが、つくづくと情けなし。
選手の皆様、お疲れ様でした。
ダイワ関係者の方々にはお世話になりました。
結果はダメでも複雑で釣りの組み立てが楽しい磯でした。
今月、もう一度来ますからね。
次はリミットメイクします。
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