五目釣りを満喫
- yjjnc438
- 2015年6月29日
- 読了時間: 5分
今月も久礼に出勤しました。約一ヶ月前から予約をした黒ハエ一番、同行者は、釣り友のM氏。1月以来の同行で前回も黒ハエ一番でした。週間天気予報を見ていると最初は雨だったのが曇りと晴れへと好転しています。しかし、波の予報が2.5-1.5mだったのが3-2mへと。これは船出ないなと思っていましたが金曜日の夕方、船頭さんは出るよと。良かったー。朝、4時に釣具屋でマキエを混ぜ、久礼新港へ。奇麗な朝日の中、船釣り4人と僕達2人での出船です。

港の外に出て湾の外に出ると結構なうねりがあります。船釣りなら間違いなく僕は酔います。黒ハエ一番の近くで船が止まり、船頭さんが人が流されることは無いけど、無難に小黒にするかと言います。これは、仕掛が落ち着かないな。波の影響の少ない小黒の方が却って釣果は良い様な気がしましたが、久しぶりの磯釣りのM氏に選択権を譲ります。M氏は、ここで頑張るとのことでしたので黒ハエ一番に決定。磯に降りて波の様子を見ますが、波が被っている所が多く、釣り座は限られています。久礼では今までで、最大の波です。竿を出す場所も先にM氏に選択してもらって、自分は、比較的、海面が落ち着いている南側に釣り座を構えました。木っ端まみれを予想しているので、まず、マキエ無しでBのウキでBとG6を打った仕掛を振り込みました。餌は、帰って来ます。少しマキエを足下に入れます。しかし、餌は取られません。魚がいないのか、何かいるのか。反対側のM氏は、餌取りが見えると言います。暫くして、餌が取られるようになりましたが、それらしいウキの反応はありません。30-40分した頃、どうも波のせいで仕掛のなじみが悪く感じるので、一気に2段ウキに交換して沈めていくことにしました。交換して2投目、仕掛が馴染んだ頃に初めて、ウキがいい雰囲気で入りました。なかなか竿を絞り込みます。首振り感からして間違いなくチヌ。程なく、取り込んだのは、久礼らしい体高の高い50cmあるかないかのチヌでした。

木っ端グレだけで終わる可能性も考えていたので、少し嬉しい。その後、M氏も僕も木っ端グレをボチボチと釣ります。22-23 cm位が多いので全てリリース。大きいものでも27cm程度ですが、尾長を選んで、少しだけキープします。

M氏は、餌が残らないのと仕掛が落ち着かないので、西向きに移動します。暫くすると、波の洗礼、バッカンが流されかけてかろうじて押さえました。人間は大丈夫だけどあんまり前に道具は置けないよと。最初の釣り座を明け渡して、M氏が最初にやっていた東側の水道を試します。海は洗濯機の様で仕掛が落ち着きません。そのうち、あまり動かなかった潮が少しだけ上り方向に動きます。これは、この場所でチャンス。マキエを足下にどんどんと入れていきます。潮目付近で仕掛を少し沈めて仕掛を張らず緩めずで送り込んでいきます。すると、手元までグンッと引っ張ります。合わせると相当の引き、のされかけた竿をどうにか起こし、じっと耐えます。ようやくこちらを向かせて寄せかけたところ、今度は手前に突っ込みます。どうにか少し浮かせつつあった時にフッと軽くなりました。仕掛をみるとハリスはざらざらで切られています。やっぱり奴はいました。上り潮でこの季節、間違いなくいるだろうと思っていたのですが、無念。その後、37-8cmのチヌは追加しましたが、潮は止まるし、波も一向に収まる気配を見せず、悪い流れになってしまいました。こうなると場所を点々として少しでも仕掛が落ち着いて流れ、且つ、潮の効いているところを探し始めます。波に注意しつつ、西向きでやってみますが仕掛は、なかなか港方向には流れません。それどころか、若干上り潮がついているために左に流れていきます。しかし、流れるだけましな感じがします。すると、スルスルとウキが入っていきます。合わせると、ボチボチ、首を振るのでまたチヌかと思いつつも赤くなれーと言いながら浮かせてくると見事に赤くなりました。先ほどのものとはサイズは全然違いますが、これはこれで食べ頃の45cmで嬉しい一匹です。

後は、イサキと大きなグレかと思いつつ、釣り続けますが、小さな口太と尾長グレしか釣れません。まあ、最低限のお土産は出来たことだからとゆったりと釣りをします。12時過ぎに沖の方をふと見ると見覚えのある船がこちらに向かっているように見えます。やっぱり、渡船です。携帯を見ると着信が5件、全く気がつきませんでした。話を聞くと、ウィンチが故障したので修理に帰りたいということです。今帰るか、遅くなっても良いかと聞かれます。ここは、またしてもM氏に選択権を委ねると粘りたいという一声で船は港へと帰って行きました。さあ、何時になるんだろう?マキエは結構少なめなのでセーブして播きます。再び、西向きに釣り座を構えると潮の方向はあまり変わりませんが、少し流れ易くなっています。裏を見ると上り潮が、しかし、波で海面が白いので我慢して当て潮を釣ります。すると少し沖で小気味良い引きで上がって来たのは、待っていましたイサキ君。30cm程ですが美味しいので欲しかった一匹です。

次の一投で27cm程の口太となんかいい感じです。その次でした。ウキが奇麗にシューッと入っていきます。合わせるとデカい。デカいデカいと言いながら耐えます。魚が少し左に行くので自分もついて行って耐えます。先ほどのバラシよりも大きい感じがします。少し、魚をリフトアップし、取れると思った瞬間でした。フッと軽くなり、仕掛を見るとハリスが中程で切れています。これもおそらくはマダイだと思いますがまたバラしてしまいました。ショック。50や60ではない感じです。竿の号数を上げないと自分には取れない感じでした。気を取り直して、再び仕掛を組み直していると着信が。船頭さんが後10分で来るから構えといてとのことです。遅くない。ちょうど予定通りの2時です。後、30分あればM氏にもドラマがありそうだったんですが、時間切れです。雨もぱらついていて、レインを持って来なかった自分にはちょうど良かったかもしれません。大急ぎで片付けて暫く来ないと思われる黒ハエ1番を後ろ髪引かれる気持ちで後にしました。

さすが、黒ハエ1番。この時期でもしっかりとお土産をもたらしてくれます。おまけに口太、尾長、チヌ、マダイ、イサキと五目釣り達成となかなか楽しい釣行でした。次回の久礼釣行は、11月を予定しています。それまで、我慢出来るかな。
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